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ビジネスマンラップ
ラップバトルが、働き方を、人生を変える!「日常にラップがあるライフスタイル」をめざして
自分流のスタイルで、心からやりたいこと(=趣味)をとことんやり続けている人々は、どのようなスタイルでその趣味を続け、楽しみや喜びを得ているのか? 今回は、ビジネスマンが集まりラップバトルを行うイベント「BRT(ビジネスマンラップトーナメント)」のオーガナイザーであり、ビジネスマンラップという新ジャンルを確立した真野勉さんのスタイルに注目。自身のライフキャリアの礎だというラップの魅力に迫る。

さまざまな職種のビジネスマンが熱狂する「BRT」

――開催ごとに話題をよぶというBRTの特色を教えてください。

まず、BRTは、ラッパーでなくても、社会人であれば誰でも参加できるラップバトルです。

プレーヤーの職業はさまざま。ホワイトカラー、ブルーカラー問わずいろいろな職業の人がいて、それぞれが仕事の魅力やキャリアなどをテーマにバトルしています。

例えば、この間あったのが、優秀な若いビジネスマンVS歯科医師。


ビジネスマンが

「オレが持っているのはMBA、おまえより上」

とラップしたら、


すかさず「オレが持っているのはph.D、博士号、だからオレの方が上」

とドクター。


しかし、「歯医者はコンビニより多い、もう歯医者はいらない」と返されて、


「博士号持ってる歯医者は少ねぇ、おまえ、オレんとこ来い」 (笑)。


このように、ユニークなラップが飛び交うのも魅力ですが、バトルが終わればみんな和気あいあい、異業種交流になることも少なくありません。ラップを介してさまざまな出会いがある、そこがBRTの特色ですね。


――なぜ、BRTを立ち上げたのですか?

いちばんは、ラップが誕生した経緯と今の社会構造が似ているなと感じたこと。

ラップって、アメリカで迫害を受けていた黒人のコミュニティから広まっていったレベルミュージックなんです。つまり、当時の体制や差別などに対して反抗した音楽。自由に発言できないもどかしさや理不尽さを発散する場だった。

一方で、今の社会では、会社に属してしまうと、言いたいことがあっても発言しにくいじゃないですか。それで、ビジネスマンとマッチするんじゃないかと。

あと、僕自身、仕事とラップの狭間で悩んだこともあったので、そういったバックグラウンドも大きいですね。

仕事と趣味の区別はいらない。ラップが教えてくれた社会での生き抜く方法  

――真野さんは、どんなスタイルでラップを楽しんできたのですか?

リリック(歌詞)を書いて、家で有名な曲をBGMにラップして、それをCDにひたすら録音って感じです。昔は、曲を作り続けるだけで、イベントでマイクを握るわけでもない超内向的なラッパーでした(笑)。

でも、僕みたいなタイプって実は多いんですよ。カッコイイ曲を作っている自負はあっても、人から評価されることは怖い・・・。だから、自分だけの空間でひたすら楽しむしかない。

僕自身を含め、そういった人たちが集まれて、何かあたらしいことができる空間があればと考えていたのも、BRTのスタートにつながっています。

――これまでで印象に残ったエピソードはありますか?

実は、大学生時代から社会人にかけて、ラップを封印していた時期があります。理由は就活。60社受けても内定がとれず、とにかく社会人らしくしなくてはと、インターバルを設けました。

ようやく内定が決まったITベンチャーでも、一切ラップの話はしませんでした。自分で、「仕事と趣味」っていう、へんな壁をつくってしまったんですね。でも、あるとき転機が訪れました。新入社員で余興をすることになり、僕がラップをやることになったんです。

やらざるを得ない事情からの立候補だったので、正直、複雑な気持ちでした。しかし、結果は社内に仲間ができたり、部署でも積極的に発言できるようになっていった。

将来のために封印したラップが、仕事によい変化をもたらしたんです。

結局、仕事と趣味、オンとオフの区別ってまったく無意味なんですよ。むしろ、うわべだけで仕事をしている方がつまらない。常に自分のすべてをアピールしていくこと、その大切さを気づかせてくれた出来事でした。

さまざまな壁を打ち破る「薬」のようなもの

――ラップとの出会いについて教えてください。

小6か中一のころに兄から借りたアルバムですね。Dragon Ashの「Viva La Revolition」。

スピッツとか十九を聞いていたので、曲は早いし激しいし、何を歌っているのかも聞き取れなかった(笑)。でも、カッコよくて・・・、それで興味を持ったんです。

中三で、「NITRO MICROPHONE UNDERGROUND」や「エミネム」を知ってからは、もうどっぷり。とくにエミネムは超ヤベェと感じて、これでもかというほどUSラップを聴き漁りました。

そうして、曲を作りだし、いつのまにかたくさんの仲間ができ、今こうしてBRTに取り組んでいる。あらためて振り返ると、ライフスタイルそのものだなと感じます。


――最後に、真野さんにとってずばり「ラップ」とは?

一言で言えば、“薬”ですね。日々のストレスを発散できる薬であり、自分自身の壁、または社会の壁を打ち破るための薬。それが、ラップ。

だからこそ、自分が実感してきた魅力をより多くの人に発信できたらと、今いろいろな計画を練っている最中なんです。

究極の目標は、「普通にラップを楽しめる社会」をつくっていくこと。休日のショッピングやスポーツと同じように、誰の生活の中にもラップがある。いずれは、そんな社会を実現したいですね。


BTRのイベント情報

https://peraichi.com/landing_pages/view/brtumb1125


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