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レゲエの国「ジャマイカ」の知られざる文化とスラム街で見たリアルな生き様。

ジャマイカ、そこはカリブ海に浮かぶ島国。

現在、日本から直行便のフライトはなく、アメリカ、カナダ、UKなどを経由して約20時間ほどで行くことができる。そうした道中の旅を楽しむことも醍醐味なのだが、今回は目的地ジャマイカの体験記を書いてみた。

まず、ジャマイカへの滞在は30日以内であればビザは不要である。(経由国への入国については別途調べておく必要があります)

そして、大事なのは持ち物。基本的に暑い国なので夏服を用意した。夜は冷えることもあるのでシャツなども持って行った方が無難だ。通貨はジャマイカドル。レートにもよるが、大体100ジャマイカドルが100円くらいだ。日本からはUSドルを持って行き、現地の銀行窓口などでUSドルからジャマイカドルへ換金する。

公用語は英語。ジャマイカの人々はパトワと呼ばれるジャマイカなまりの英語を話すことが多いが、英語ももちろん通じる。当たり前だが日本語が通じることはまずないので注意が必要だ。

国の首都はキングストン。大きな空港はそのキングストンと、島の中でキングストンと反対側に位置する観光都市モンテゴベイにある。

僕はキングストン、ノーマンマンリー空港から入国。イミグレーションを抜け、空港の外に出た瞬間からカリブ特有の熱気を感じることができるのも魅力の一つだ。

空港から街へはタクシーが主流。ドライバーと値段の交渉をして乗り込んだ。この時点ではジャマイカドルを持っていないことがほとんどなのでUSドルは必須だ。(街の方までは大体40USドルくらい)

滞在はホテルか、最初に旅行するなら日本人が経営しているゲストハウスがおすすめ。「ラブリッシュ」や「アイシャハウス」といったゲストハウスでは日本人が安心して旅を楽しめる情報を日々教えてもらうことができる。

しかしジャマイカはとても安全な国とは言えない。日々バイオレンスな事件が起きていることも間違いない。そうした中で旅を楽しむために信頼できる情報を得て、責任を持って行動することは自分自身、仲間、他の日本人旅行客、今後ジャマイカへ渡航する人たち全員にとって大切なことである。

島中で流れるレゲエ・ミュージック

ジャマイカはレゲエの国。

ボブ・マーリーが世界に知らしめたレゲエ・ミュージックが根付き、現在進行形で発展、新しいアーティストが登場し、毎晩レゲエ・ミュージックのパーティーが行われている国だ。

こんな国はそうそうない。

「演歌は日本の音楽」であるように「レゲエはジャマイカの音楽」だ。だが、僕自身は日本は「演歌の国」ではないと思う。でも、ジャマイカは「レゲエの国」なのだ。

そこに興味を持ったのがジャマイカ渡航へのきっかけで、それがこの国の一番のエンターテイメントでもある。毎晩、街中や路上にサウンドシステムが組まれ、爆音でパーティーが行われている。音楽好きにはこれが最高に楽しいのだ。

現地の人が最新の曲や、クラシックなレゲエの曲で夜更けまで盛り上がっていて、AM2時や3時など、お約束で警察が止めに来るまで続けられる。入場はフリーか、高くても1000ジャマイカドル程度。パーティーの行き帰りは確実にタクシーで移動しよう。ただでさえ目立つ外国人が夜中にキングストンの街を歩くなんて、襲ってくれと言っているようなものだ。パーティが行われる場所もゲットーと呼ばれるスラム街の中だったりすることがあるので、用心が必要。ジャマイカ人の楽しそうな顔につられて浮かれていては危険だ。

そして、ジャマイカの魅力は何と言っても自然。

カリブ海は見たことがないほど美しいし、コーヒーで有名なブルーマウンテンもキングストンから簡単にアクセス可能だ。

キングストンの隣町ポートモアのビーチ「ヘルシャ・ビーチ」なら公共バスに乗って1時間ほどで気軽に行くことができる。(バス運賃は100ジャマイカドル)

美しいビーチを持つリゾート地や、田舎エリアの山々の風景などとは対照的に、キングストンのダウンタウンは人で溢れ、混沌としている。立ち並ぶ商店や青空の下で野菜を売る人、音楽を流しCDを手売りする人、商売の活気は少し恐ろしさを感じるほど。皆その日を生きることに必死なのだ。

注意としては、商売の必死さや、ごった返すダウンタウンに興味が沸くのはわかるが、勝手に写真を撮らないこと。これをやると結構な確率でトラブルになる。勝手に自分や自分の商品の写真を撮られたと感じたら凄い剣幕で怒り、詰め寄ってくるだろう。事件に発展する可能性もあるので気を付けた方がいい。世界中で共通なのは「しっかりとコミュニケーションをとること」なのだ。カメラやスマートフォンを見えるように持つことも避けた方が良い。

ほとんどの国民が決して裕福ではない生活をしているジャマイカ。しかし、人々の心持ちはとても広く、裕福だ。

道行くおばちゃんや悪そうな兄ちゃんに道を尋ねると丁寧に教えてもらうことができた。何ならその場所まで連れて行ってくれることだってあった。バスに乗りたい人に運転手が気づかずにバスを出そうとすると「おーいドライバー!まだ乗る人がいるでー!」と声が飛んでくる。ジャマイカ人は基本的にピュアで、困っている人を助けることは普通なのである。

正しい情報を得て、現地の人とちゃんとコミュニュケーションをとるということを前提にすれば、街行くジャマイカ人はみんな優しく、親切に接してくれるだろう。「危険な国」というざっくりとしたイメージが先行している気がするが、ジャマイカ人に毎日助けられ、人間の本質とはこうであるはずだと感じながら過ごすことができた。

毎日起こる漫画のような出来事に驚き、楽しませてもらいながら、人が支え合って生きていくということをリアルに感じさせてくれる素晴らしい島。レゲエの国 ジャマイカ。

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