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テルミン
シンセサイザー誕生のきっかけにも!「テルミン」の歴史と愛好家たち

手で直接触れることなく音楽を演奏できるテルミン。とても個性的な楽器にみえますが、実は世界初の電子楽器であり、すべての電子楽器のルーツといえる存在です。今回は、テルミンの歴史とテルミンに魅了された愛好家たちについてお伝えします。

電子楽器のルーツ「テルミン」

©Jim Linwood Taken on August 30, 2008

世界最古の電子楽器であるテルミンは、1920年にロシアの天才物理学者レフ・セルゲイヴィッチ・テルミン博士によって発明されました。 電子楽器の代表格であるシンセサイザーをはじめとして、すべての電子楽器のルーツとして知られています。

空間中で手を動かすだけで音が鳴るテルミンは、とても不思議な存在。センセーショナルな楽器の登場に、多くの人々が関心を抱きました。



テルミン博士がテルミンを開発した理由は、「機械的な操作を行う必要のない楽器を発明したかったから」。ピアノやチェロ、バイオリンのような機械的操作とはまったく異なる、自由かつ独創的な演奏スタイルを実現したのです。


テルミンに魅了された愛好家たち

©C♥naa Photografies® Taken on February 24, 2009

テルミンはさまざまな偉人に愛された楽器でもあります。ソ連の指導者であったレーニンや、天才理論物理学者アインシュタインなどもその一人でした。


レーニンはテルミンの演奏をただ聴くだけでなく、自らも演奏に興じていたといいます。

一方、アインシュタインは、音楽と幾何学的な図形の関係性に興味をもっており、その研究をするためにテルミン博士の自宅内に研究室をつくりたいと申し出たのだとか。


このように世界の偉人たちを魅了したテルミンでしたが、テルミン博士が政治的弾圧を受けたことから、楽器のテルミンも1960年代後半に排除されてしまいました。

こうして、一度は忘れ去られてしまいましたが、再びその価値が見直されたテルミンは、現代も多くの愛好家たちによって演奏されています。


現代に生きるテルミンの音色

私たちが身近にふれている作品にも、テルミンの音が登場しているものがたくさんあります。

たとえば、コーネリアスの小山田圭吾は、テルミンを演奏することができ、過去には自らの楽曲で演奏を披露しています。


また、大ヒット漫画『のだめカンタービレ』にもテルミンが登場しており、実写映画『のだめカンタービレ/最終楽章 後編』では、主人公に音楽の楽しさを再認識させる重要な役目を担っていました。


今も昔も愛され続けるテルミン

©Claire Taken on October 10, 2011

歴史に名を残す偉人たちも愛したテルミン。

一度忘れられてもなお、また世界中の人々から愛され続けているとても魅力的な楽器です。現代でもさまざまな作品で音楽の奥深さを伝えていますので、ぜひ一度その世界にふれてみてはいかがでしょうか。


top photo by ©Achim Hepp Taken on August 30, 2008

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