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陶芸
日本全国で作られている陶芸いろいろ


陶芸(焼き物)とは、陶器や磁器を中心とした焼き物のことを言います。日本にはだいたい30種類くらいあると言われていて、その個性は様々。 今回は、陶芸をざっくりと分類してご紹介します。



陶器と磁器の違いは?

陶器の原料は陶土と呼ばれる粘土、つまり土です。光が透き通らない質感で、焼きがやわらかく多孔性な素地になっています。保温性に優れていて、中に入れたものが冷めにくいのが特徴です。

©Freedom II Andres Taken on July 15, 2016

一方、磁器の原料は陶石と呼ばれる岩石です。光が透き通る質感で、焼きがかたく気候が少ない素地になっています。基本的に純白色で作られるため、さまざまな文様を施されることが多く、生産地によって個性豊かです。

それでは、日本全国の有名な陶芸を紹介していきましょう。


益子焼

©uemura Taken on February 20, 2012

©Hetarllen Mumriken Taken on November 2, 2013

益子焼の産地は栃木県芳賀郡益子町周辺です。江戸時代末期、笠間で修行した大塚啓三郎が窯を築いたことがはじまりとされ、主にろくろで作られています。東京に近いことから、鉢や水がめ、土瓶など日常的に使う道具の産地として発展しました。


美濃焼

©Yuya Tamai Taken on October 3, 2009

美濃焼の産地は岐阜県東濃地方(多治見市、土岐市、可児市、土岐郡)で、日本一の陶磁器の産地として知られています。その歴史は長く、平安時代から作られているそうです。多種多様なデザインが特徴で、丈夫で使いやすいという利点があります。

有田焼

©Ashley Van Haeften Uploaded on January 30, 2015

©yosshi Uploaded on May 4, 2013

有田焼の産地は、佐賀県有田町とその周辺地域です。17世紀初頭、朝鮮人の陶工・初代金ヶ江三兵衛(通称:李参平)らによって原料の陶石が発見され、日本で初めて磁器が焼かれた地として知られています。白磁や染付、色絵、青磁などさまざまな表現方法があることが特徴です。

萩焼

©Kyle McDonald Taken on November 8, 2011

©Kyle McDonald Taken on November 8, 2011

萩焼の産地は、山口県萩市とその周辺地域です。柔らかくふっくらとした質感が特徴で、制作目的に応じて合わせる地土を変えています。昔から主に茶碗や茶入、水指などの茶道具が作られていて、茶人の間では「一楽、二萩、三唐津」と言われるほど珍重されています。

備前焼

©Ashley Van Haeften Taken on November 10, 2009

©jar [o] Taken on September 18, 2009

備前焼の産地は、岡山県備前市とその周辺地域です。1,000年もの歴史を誇り、伝統と技を受け継いできました。絵付けをしたり釉薬を使うことなくそのまま焼いていることが特徴で、土味がよく表れています。微細な凹凸があり発泡力が高いため、ビールを注ぐときめ細かく長持ちする泡がつくれます。


生産地によって、見た目や質感、用途などさまざまな個性があります。また、最近は若いクリエイターによって、伝統を受け継ぎつつ個性的な陶芸も多くつくられています。お気に入りの一つを見つけて、日常生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?

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小山典子
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