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フリースタイルフットボール
どこにいっても仲間に会える。世界が広がるフリースタイルフットボール
自分流のスタイルで、心からやりたいこと(=趣味)をとことんやり続けている人々は、どのようなスタイルでその趣味を続け、楽しみや喜びを得ているのか? 今回は、フリースタイルフットボールのパフォーマンスだけでなく、普及活動も行っている本間一哉さんに注目。どこにいっても仲間に会えるというフリースタイルフットボールの魅力に迫る。

カルチャーが明確化されていないフリースタイルフットボール

サッカーボールを使い、リフティングをする競技です。リフティング用のボールというのも一応あるんですが、私は普通のサッカーボールを使っています。

フリースタイルフットボールの大会では、競技をみている観客を驚かせているか、楽しませているかという点を評価されます。

リフティングの技による難易度もそれなりにはありますが、簡単な技でも盛り上げることが大事。難しい技でも、観客を盛り上げられなければ評価されません。もしかしたら、ちょっとフィギュアスケートにも近いかもしれませんね。

――と、いうことは、この技が何点というのはないんですか。

実は、フリースタイルフットボールって、明確なカルチャーとしてまだ成立していないんです。競技ルールも明確化されていません。

――本間さんは競技にも出られるんですか?

大会も出ますし、人前でのパフォーマンスもしています。初めての大会は、フリースタイルフットボールをはじめて半年後にでました。

――結構すぐなんですね! ちなみにフリースタイルフットボールを始めたきっかけは?

高校時代はサッカーをしていたこともあり、大学受験後、なまった体を動かしたいと思い、よくリフティングをしていたんです。その時、フリースタイルフットボールの動画を見たことがきっかけで、見よう見まねで始めました。

その頃、街を散歩していたら、遠目でフリースタイルフットボールをやってるぽい人をみかけたんです。声をかけようか悩んだのですが、勇気を出して声をかけてみたんですね。驚いたことに、その人がいつも動画でみていた本人だったんです! この方は業界でもすごい人なんです。本当に運よく知り合いになれました。

――すごいですね! その時はどんなお話をされたんですか。

リフティングをやってみせたら「いいリフティング。練習したら上手になる」と言ってもらえて。時間かけて上達しようと思ったんです。このとき直接会ったことで、これからもやっていこうと思えました。

文化祭のパフォーマンスでサークルが拡大!

――始めた頃はどのように活動してたのですか?

最初は教えてもらうだけの立場だったのですが、自分と同じくらいのレベルの人と集まって練習するようになりました。徐々に人数を増やして、2010年の9月には4人で大学非公認でしたがサークルも作りました。とはいえ、設立当初は私以外のメンバー全員、他の大学の人でしたが。

――どういった場所で、メンバーと知り合ったんですか。

上手な人が集まる練習会があるんです。そこで仲良くなりました。やはり上手な人と一緒に練習すると上達しますが、どうしてもレベル差が出てしまいます。そこで下手同士が集まって、こそっと練習してレベルを上げていこうと思ったんです。

――サークルは最終的に何人くらいになったのですか?

サークルを始めた翌年には自分と同じ大学のメンバーが入ってくれて。結局卒業までに20人くらいまで増えました。

――大きくなりましたね! 人数が増えたきっかけはあるんですか?

2年目に文化祭実行委員長と知り合いになったことがきっかけですね。「非公認でも新しい団体やパフォーマンスをいれていきたい」と話していたので、「参加させてほしい」とお願いしたんですよね。これが効果てきめんでした! 人数が一気に増えましたね。

――じゃあ、現地で盛り上がったんですね!

はい! ただフリースタイルフットボールという存在をみんなが知らないという自覚があったので、文化祭の前から食堂にある三角すいの形をした枠を使って告知をしていました。おかげで「ボールをける人がいる」ということを広めることができたんです。

あと文化祭実行委員会がいいステージを用意してくれたことも大きかったですね。メンバーみんなでパフォーマンスして、とても盛り上がりました。

このとき、たまたまサッカー部の人たちが来ていたんですけど、彼らの中で「リフティングのうまいやつらがいる」と話題なったそうで。その後、サッカー部で練習前にフリースタイルフットボールをやることがブームになったと聞きました。これはうれしかったですね!

――うれしかった、のは、みんなに知ってもらえたからですか?

私の出身大学のサッカー部は、有名選手を輩出している名門なんです。

自分自身、高校時代までサッカー部をやっていたけど活躍できていませんでした。なのにリフティングという限られた技術ですが、彼らが私たちのパフォーマンスを見て真似してもらえたという点がうれしかったんです。

それまでサッカーに自信がなく、達成感もなかったのですが、ようやくサッカー人生を充実させることができました。

国内外、競技を通じていろんな人とつながることができる

――社会人になってからどのような頻度で練習されていますか。

大会前は週4~5回。オフの時期は土日と平日1~3回くらいですね。学生時代、毎日やっていたことを考えると頻度は落ちました(笑)。主に公園や体育館で練習しています。

――フリースタイルフットボールをやっていてよかったと思うことはありますか。

定職に就けたことでしょうか(笑)。大学時代に作ったフリースタイルフットボールのHPが「大学生 フリースタイルフットボール」で検索すると1位になっていたんですよね。このエピソードのおかげで今のIT系企業に就職できたんじゃないかと思っています。

それに、サッカーに対するコンプレックスが消化できたことでしょうか。

――というのは?

小学校2年生から高校までずっとサッカーをやっていたのに、高校時代、部活で活躍できていなかったんです。最後の方になると諦めて、本気で取り組むこともしていませんでした。サッカーに打ち込むよりも大学受験を重視したんです。だからこそ、サッカーに対してうしろめたさや不完全燃焼といった気持ちを抱いていました。

フリースタイルフットボールに打ち込むことで、ずっと抱いていたサッカーに対する気持ちを消化できるようになりました。

また、フリースタイルフットボールに気持ちをぶつけることで、いろんな人とつながることができたのもメリットですね。

――最初に声をかけた人や仲間とか?

それだけじゃなく、日本全国、どこにいっても仲間や友達がいるんです。最初は国内だけでしたが、途中から世界でも同じことが起こるようになりました。

例えば以前台湾旅行に行く前に、フリースタイルフットボールの動画をインスタグラムに投稿したんです。そうしたら、台湾のフリースタイラーから「いつくるの?」って連絡がきたんです。面識のない相手でしたが、「じゃあ、蹴ろうか」という話になり、現地でいろいろ案内してもらったり、朝ごはんをつくってもらったりしました。

ネット経由で人がつながることが多くて、以前ならYouTube、Twitter、Facebook。最近はインスタグラムでつながることが多くなりました。

――フリースタイルフットボールとの出会いがなければ、全然人とのつながりが違ったかもしれませんね。

本当に。やっていなかったら、人生が違ったんじゃないかって思います。

――今後について、こうしていきたいという思いはありますか?

フリースタイルフットボールに出会ったことで、たくさんいいことがありました。ボールをけることは楽しいし、もっと純粋に気持ちをぶつけてやっていけばいいのかなと思っています。

それに、フリースタイルフットボールをやっていないと、なぜか仕事がうまくいかないんですよね。一生懸命やっているほうが、仕事がうまくいく。自分にとっては、内面と向き合うためのツールになっています。

――これからフリースタイルフットボールを始めたい人に一言お願いします。

基本技は動画をみつつ、独学でも始められると思います。そのあと、イベントや大会に行ってみてはいかがでしょうか。一人で完結しようと思えばできてしまう競技ですが、誰かと一緒にやったり、みせたりしたほうが絶対面白い。自分の世界を広げたほうが面白いスポーツだと思います。

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